医者

誰にでもある仕事のストレス|症状が出る前に病院で検査しよう

心の病気と職業との関係

カウンセリング

人は誰でも大人になったら何らかの職業に就き、仕事をして生きていくことになります。仕事のストレスが原因でうつ病など心の病気を発症する人も少なくありません。精神科や心療内科で治療を受けることで職場復帰も十分に可能です。心理療法を通じてストレス対処法を学べば、仕事から受けるストレスにも強くなれます。

読んでみよう

つらいと感じたら受診を

看護師

真面目で熱心な人は注意

社会人になって仕事をするようになると、上司や同僚・相手先などによる人間関係や、仕事がうまくいかない・失敗したなどのストレスを感じることが誰でもあると思います。日本人は勤勉だと言われますが、そんな日本人の中でも、責任感が強くてまじめ・自分に厳しい・自己犠牲の精神が強い・融通が利かないといった人は特にストレスをため込みやすいタイプです。会社以外でも、昼食時でも休まない・家に持ち帰って仕事・通勤の電車内でもパソコン作業するようなタイプは特に要注意です。仕事を頑張ることはとても素晴らしいことですが、頑張りすぎて知らず知らずのうちにストレスをため込んでいると、心と体の両方に多大な影響を及ぼすことがあるのです。真面目で融通がきかないタイプは、本当は仕事がいやでたまらないのに、会社への責任感や、他者から怠けているようにみられることを嫌ったり、仕事熱心な人間を無理して装ってしまったりしがちです。また、本当はお酒の席や人との集まりなどが嫌いなのに、円滑な人間関係のためと進んで宴席に参加したり、接待で無理にお酒を飲んでいる人なども、自分の意思とは逆のことをしてしまうことでストレスがたまります。こういった行動を反動形成と呼びます。反動形成を起こしている人は、自分の欲求と真逆のことをして自分を制御していることで、心と体のバランスも悪くなります。こういった我慢や抑制を続けていると、自分自身を喪失してしまったり、ひどくなるとうつ病や統合失調症などを引き起こす可能性もあるのです。

睡眠や休息を十分にとる

仕事をすることは、生活をするうえでとても大切なことです。しかし、無理を重ねてストレスをため込んでしまうことで病気になると、自分自身はもとより、会社にも家族にも迷惑をかけてしまうのです。過剰なストレスにより、心身症やうつ症状が出た場合は、すぐに神経科や心療内科などを受診することをお勧めします。神経科では、睡眠障害やイライラ・憂鬱・不安感・パニック・気分の落ち込みなど、主に心の症状を治療するところです。心療内科では、ストレスなどの心の症状がきっかけで体に症状が現れた場合、受診すべきところです。ストレスによる動悸・息苦しさ・めまい・頭痛・疲労感・喘息・高血圧・心筋梗塞など、心と体両方の症状、つまりは心身症の状態を診てくれるところが心療内科になります。どちらも体に影響を与えているストレスの源はどんなことなのかを、患者と専門の医師やカウンセラー・セラピストなどとじっくりと話し合い、治療をすることで改善の糸口が見つかります。ストレスが仕事で、その仕事から離れることができればよいのですが、経済的にも家庭がある人ほどそれがなかなかできず、無理をしてしまいがちです。ストレスと向き合い、上手に受け流すことや解消する方法を見出すことや、趣味を見つけることなどもとても大切です。仕事環境を変えることや、その人の真面目で几帳面な性格を変えることは難しいものです。ストレスで体調が悪化した場合は、受診して心理療法や投薬療法などを行い、早めに対処することがとても大切です。

一人で抱え込まない

先生

仕事でストレスを感じている人は沢山いると思います。ストレスの原因も感じ方も、人それぞれです。頑張りすぎてしまうと、余計辛くなってしまうこともあるので、一人で悩まないで、誰かに相談することが大切です。心療内科や、精神科などの心のケアができる医療機関に受診をすることも、一つの手だと思います。

読んでみよう

適応力を高める治療

下を向く女性

心の病で労災認定されるケースが増えているように、仕事上のストレスはさまざまな精神疾患の原因となります。中でもストレス障害の1つ適応障害はうつ病とも似ていますが、ストレスの原因から離れると症状が消失する点で異なります。精神科や心療内科では、心理療法を通じて仕事への適応力を高める治療を行っています。

読んでみよう